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「人生はひとつ でも一度じゃない」

先週NHKBSプレミアム「ザ・ヒューマン」で、Tulipの財津和夫さんが取り上げられた。
72歳になっても積極的に音楽活動を行っている。

とはいえ、50代に更年期障害となり、3年前には大腸がんが見つかりコンサート活動が一時中止となった。
一時は音楽活動から離れたい気持ちがあったようで、「あるきっかけ」が音楽活動を再起させたようだ。
2年前に福岡のホテルから声がかかり、一般人向けの作詞講座を行ったことで「新曲を作る」きっかけを作った。

彼の故郷は福岡。いつしか故郷を思うことが増え、作詞講座を行うことで福岡に帰る機会が増えたとのこと。

この番組を見て、ワタシも財津さんに共感する点がいくつかあるように思った。
札幌に住んでかれこれ12年になりますが、故郷と言えば埼玉であり、群馬(両親の眠る墓がある富岡)でもある。
コロナ禍で故郷への行き来が思う様に出来なくなり、「コロナが終息すればいつでも帰りたい」気持ちである。
両親が存命していた頃には決まった時期しか帰らなかったのですが、今となっては財津さんのように”ふらっと”帰りたいモノです。

財津さんの作詞教室(の生徒さんの詩)では、決して自分の症状(苦しいとかつらい)を入れないことで、詩を作っていく。
この短いアドバイスは、今後どこかで生かしていくことになる(と思う)。

番組の最後に10年ぶりの新曲が披露されましたが、詩と曲は「財津さんの今」そのままを出していると思った。
「大丈夫」という言葉が、背中を押してくれるようで…。

タイトルの「人生はひとつ でも一度じゃない」は新曲のタイトル。
但しこの曲はオンラインで披露されたのみで、CD発売は未定(ホームページなどで調べた)。
発売されたら、何度も聞いてみたいです。

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